【森田望奈未のモリモリ眼鏡:Vol.1】 ごっつ男前

神戸から車で約8時間。高知県の南西部、土佐清水市に「滝沢 理(たきざわ おさむ)」という男がいる。神戸と東京に出店している大人気居酒屋「土佐清水ワールド」に魚を毎日送り、販売や加工もできる窪津漁港の買参人(セリに参加できる権利を持っている人)。ビジュアルも男前である。私も頻繁に写真を撮らせてもらうのだが、「あ~、ごっつ男前ですね~」と言うと決め顔をしてくれるので写真写りも最高。お茶目さも兼ね備えた、漢。

日本刀で捌いてみようと思います

私が最初に話をしたのは、神戸で開催したマグロ解体ショーのとき。「マグロは初めて捌くけん緊張する~」と言いながらも、根性と経験で難なく捌ききっていた。マグロを捌いたことが無いのに、観客の前で難なく捌ききる姿。とびきりの笑顔で旨い部位を紹介する姿。「普段は使いませんが、演出のために日本刀で捌いてみようと思います」と笑い有りのパフォーマンスもできる。かっこいいとしか言えないその姿を、私は目に焼き付けた。その数ヶ月後に、2度目の解体ショーを開催。気がつけばマグロの解体にも慣れていて、あの頃の緊張感は嘘のよう。「今日も頑張るけ男前に撮ってな」と一言。マグロより自分の撮れ具合のほうが気になる様子。

「職人ってすげぇ…」心の中でそう呟いた。

これぞ男前職人

土佐清水ワールドの鮮魚は、どこかの魚屋さんから買ったものではありません。
水揚げされた魚を短時間で目利きし、店舗が使いやすいと思われる魚を選び、セリに参加して買い付け。札を入れても、負けることもあります。買いたいものが買えない時もあります。思うように揃わない時もあります。しかし、毎朝愛を持って目利きし、お客様に美味しい魚を届ける一心で戦っています。仕入れた魚はすぐに土佐清水支店に持ち帰り、夕方までに下処理を終え、神戸や東京に発送。加工品も水揚げされたその日のうちに処理して、超低温冷凍庫で保管、鮮度維持を行なう。この男が居なければ、神戸や東京の人は土佐清水の魚に出会えず一生を終えたかもしれない。

店舗情報 土佐清水ワールド

高知県土佐清水から旬の食材を直送!アンテナショップとしての利用もでき、特産品や加工品の購入も。巨大な藁の炎で焼きあげる名物かつおの藁焼き塩たたき。藁の香ばしさに土佐の地酒、焼酎がよく合います。

森田 望奈未(もりた みなみ)

お酒と珍味をこよなく愛す、芸大卒の変わり者。見た目女子の中身オッサン。眼鏡は毎年買い替える派。

○サケ:黒白波(芋焼酎)/菊之露(泡盛)/酔鯨(日本酒)/もっこす(球磨焼酎)
○アテ:アジのなめろう/とんびの一夜干し/ホヤの塩辛/筋子
○モノ:日本神話/妖怪/神社/生き物/海/日本文化
○コト:イラストレーション/水泳/生き物採集/シュノーケル

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