【森田望奈未のモリモリ眼鏡:Vol.4】米焼酎の魅力 =球磨焼酎編=

米焼酎と言えば熊本県の「球磨焼酎」と沖縄県の「泡盛」。米焼酎の面白いポイントは、3年以上の期間を一定の温度で寝かしたら古酒(こしゅ)になるということ。古酒になったお酒は香りが強くなり、飲みやすくまろやかな口当たりになるものが多い。私は古酒が大好き芸人なのだが、球磨焼酎では「もっこす」が食事のパートナーだ。もっこすは古酒とブレンドされた球磨焼酎で香りが良く、食事が一気に華やかに感じられる。森田のオススメを飲んでみたいのだがお酒がちょっと苦手…。でも試したい!そんな人には「白岳」がオススメ。シンプルな味わいに香りも控えめで、初心者にはもってこいの1本。私が始めて飲んだ球磨焼酎も白岳だ。お酒は、何が美味しい。ではなく、何が好みか。色々試して、自分のお気に入りの1本を見つけるのが楽しい。

球磨焼酎とは

『球磨焼酎(くましょうちゅう)』とは、熊本県の最南端である人吉球磨地方にある28の蔵元で造られた国産の米が原材料の焼酎。球磨焼酎として認められるためには、①原材料には国産の米のみが使用されていること、②人吉球磨の水でもろみを仕込んでいること、③人吉球磨で蒸留を行なっていること、④人吉球磨で瓶詰めを行なっていること、が条件としてある。バーボンウイスキーやテキーラと同様、品質と製造地域とが深く結びついていると、世界貿易機関(WHO)に正式に認められたブランド酒だ。

ベロベロ街道まっしぐら

球磨焼酎はなんと言っても、飲み方が面白い。スタンダードに水割りやロックもいいのだが、球磨焼酎ならではの飲み方を紹介したい。それが「ガラチョク」を使った熱燗だ。花の模様がついた「ガラ」と、小さな杯「チョク」。ガラを火にかけ、中の球磨焼酎が温まった頃に紫色の花が赤い花に変化する。焼酎を熱燗のストレートで飲むことにも驚きだが、花の模様で飲み頃が分かるなんて…「なんて日本らしい遊び文化なんや!」と感動した。でも、調子こいて飲みすぎてしまうので注意してほしい…なんせ美味しいのでベロベロ街道まっしぐら。
他にも燗ザロックというのも存在する。名前の通り、熱燗を氷の入ったグラスに入れて飲む。「熱いの?冷たいの?どっちなの???」と混乱しながらも飲んでみると、燗で出る甘みがそのままロックで楽しめる、大人な愉しみができる飲み方だった。

「案内人」

数ある球磨焼酎の中からお気に入りの1本を探すのは容易ではないかもしれない。でも大丈夫。そんな人のために、球磨焼酎には「案内人」が存在する。
『球磨焼酎案内人』は、球磨焼酎の歴史・造り・全般的な知識を習得した人のみが案内人として認められる。…実は私も案内人の認定を受けた1人。私は普段、店舗に居ないので直接オススメを選ぶことはできないが、ワールド・ワンの店舗である熊本火の国ワールドには私の後輩で、同じく球磨焼酎案内人の「はるか」が居るので安心してほしい。彼は熊本県出身の好青年で、熊本への熱い魂を持った案内人だ。妥協せず、ガンガンおすすめしてくれる。料理に合う球磨焼酎、お好みの球磨焼酎、なんだって応えてくれるはず。何より笑顔が可愛い。

日本でもまだまだ認知度の低い球磨焼酎。伝えていくことと、守っていくこと。双方を大事にしながら、日本のお酒を世界にもっと発信していきたい。そう思わせてくれたお酒が球磨焼酎だった。

店舗情報 熊本火の国ワールド

熊本を丸ごと堪能!天草、八代海の地だこ、太刀魚などの鮮魚はもちろん、オリジナルメニューの阿蘇草原焼きで馬肉、あか牛、日本最大の地鶏天草大王を召しあがれ!球磨焼酎の品揃えにも自信あり。

森田 望奈未(もりた みなみ)

お酒と珍味をこよなく愛す、芸大卒の変わり者。見た目女子の中身オッサン。眼鏡は毎年買い替える派。

○サケ:黒白波(芋焼酎)/菊之露(泡盛)/酔鯨(日本酒)/もっこす(球磨焼酎)
○アテ:アジのなめろう/とんびの一夜干し/ホヤの塩辛/筋子
○モノ:日本神話/妖怪/神社/生き物/海/日本文化
○コト:イラストレーション/水泳/生き物採集/シュノーケル

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