日本三大ブランドねぎ
「岩津ねぎ」

日本三大ねぎのひとつに数えられる
兵庫県朝来市特産の「岩津ねぎ」
もともとは「九条ねぎ」で、種を持ち帰り
交配をしたのが始まりなのだとか。
(株)ファントゥ代表である、
田中正広さんにお話を伺った。



群馬県の「下仁田ネギ」、福岡県の「博多万能ねぎ」とともに、日本三大ねぎと並び称される兵庫県朝来市特産の「岩津ねぎ」。生産者である株式会社ファントゥ代表の田中さんは地元朝来市出身の起業家。2000年に岡山県でIT企業として株式会社ファントゥを立ち上げたが、帰省の度に増える耕作放棄地を見て、「自分なりに生まれ育った地域に何か貢献できることはないか?」と考え、農園事業を始めた。



「岩津ねぎ」の歴史は古く、江戸時代に遡る。
現在の兵庫県朝来市生野(いくの)に代官所が置かれ、その役人が京都から「九条ねぎ」の種を持ち帰り、朝来市岩津(いわつ)周辺の農家に栽培させたのが始まりと言われている。「岩津ねぎ」の名前もそんな歴史に由来している。当時、佐渡金山、岩見銀山と並び徳川幕府の財政を支えていた「生野銀山」で働く労働者の冬の生鮮野菜として「岩津ねぎ」は重宝された。




「甘い、太い、やわらかい」

肉厚で、葉先の緑色の部分から根っこの白い部分まで甘く柔らかいのが最大の特徴である。栽培期間中は、葉先が折れないように支柱を立てるなどの手間をかけながら、大切に育てられている。現在では全国的にも生産されているが、その中でも「朝来市岩津ねぎ生産組合」に認められた250軒ほどの生産者のみが「岩津ねぎ」として販売することができる。また、丹波篠山市の黒豆の枝豆と同じように解禁日を定めることで、一層のブランド化を図っている。「岩津ねぎ」の出荷は、例年、11月下旬から2月。この時期しか食べることのできないまぼろしの「岩津ねぎ」を是非多くの人に食べて欲しい。




「岩津ねぎ」のおいしい食べ方

 「和食、洋食、どんなお料理にも合うので、色々な食べ方で味わってほしい。」と話すのは生産者の田中さん。中でも一番素材の味を楽しめるのが天ぷらだとか。地元の朝来地域では鍋はもちろん、ポタージュなどでも食べられる。その他、串カツや豚肉のネギ巻き、ピザやパスタの具材としても美味しい。




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